エアプレーンモード

十数年勤めた大企業を辞めて、消費生活から創造生活へ♪

DAZ 人体解剖モデル Anatomy 4Proを買ってみた

正月中もペンディング仕事の件で人体解剖モデル探し。 以前はPOSERにバンドルされている解剖学モデルを使っていましたが、とにかく骨の形がいい加減すぎる…。人体全体の影響度ならPOSERの解剖学でも表現できますが、局部的な話になってくると、骨単体ではどこの骨か判別できないレベル…ということで、適度に作りこめている3DCGデータを探さなければなりません。

e-frontierストアで医療用アナトミーを販売していますがッ↓

Zygote Anatomy for Poser | イーフロンティア

メーカーサイトを見ると3DSMaxやCinema4D,Maya用も。しかし男女モデルで400万って…値段が医療ユース以外に考えられないレベル(^-^;)

適度にお手頃なものを探していると、DAZ3DでAnatomy4 Proというバンドル商品を発見!

(画像が恐ろしいので「続きを読む」にします)

www.daz3d.com f:id:s3zue:20160103082818j:plain:w200

あまりに気味悪いので、内臓の写真は自粛。 2016年の初買い物が「骸骨のオバケ」なんて気が進まないですが背に腹は変えられません。200ドル位なら費用対効果も十分ありますし…とポチッ(泣)

<ここからは雑感と備忘録>

POSERで使うとDAZStudioと違い、微妙な設定ができない等の制限が。 Michael 4を置いて、スケルトンも一緒に配置。スケルトンは初期状態では赤いガイドが付いているので「Transparent Helpers」でガイドは非表示に。

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このままフィギュアを着用すると位置がズレるので「M4_Conform Pose」で揃える。 Michael 4にposeからMAT M4 Muscle Mapsをマッピングする(なぜかV4はマテリアルに格納…)

ここまではうまくいくのだけれど、筋肉を透過して骨を見せようとすると透過部分がモノクロになってしまう(汗)どうにかする方法はあると思いますが、マニアックなモデルのため検索しても正解が見当たらず😅 とりあえず、そのまま3DCGソフトに取り込んでみました。(画像左)

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ウン。 POSER付属の解剖モデル(画像右)よりは随分マシです。 とはいえ、DAZの人体モデルもポーズをつけると人間工学的に頚椎のカーブが不自然になりがちですし、鎖骨が皮膚を突き破っていますおり調整が必要ですが。。。

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BodyParts3D/Anatomography : Select parts and Make Embeddable Model of Your Own. ↑BodyParts3Dで医療データを1つずつ並べるよりは、自然かもしれません。少なくとも人工的に狭窄症が発生していまうことはありません(笑)

(結論)200ドルならこんなものではないでしょうか。

<2016/01/18追記>

後日、医師にこのアナトミーモデルで作った3D画像をご覧いただきました。

「面白いけど、個人によってアライメント(骨の形態や骨格の形)が違うからね」と一般論で使用するにはOKだけれど、個別事例について論じる際の挿絵としては疑問がある…という印象。確かにそうだなぁと納得。